テレビやラジオを視聴していると、「…させていただきます」という言葉がウンザリするほど聞こえてきます。
発信者は「させていただく」という言葉を使えば、“敬語(謙譲語)”を使っている気持ちになっているのかもしれません。
文化庁のホームページを見ると、『敬語おもしろ相談室』という動画で「させていただく」が使える条件について解説されていました。
条件1:許可
条件2:恩恵
つまり、相手から許可を得て、それにより恩恵を受けること。
この2つの条件を満たしていることが必要です。
【例題】
① コピーを取らせていただけますか?
② 研究発表をさせていただきます。
③ 同じクラスで勉強させていただいたものです。
① 許可…○ 恩恵…○
② 許可…× 恩恵…○ 研究発表をいたします。
③ 許可…× 恩恵…×
回りくどい言いかたをすれば、時として誤解を生じることがあります。
簡潔に伝えたほうが、相手も理解しやすいことがあります。
文化庁のホームページには、国語施策・日本語教育が紹介されています。
とても勉強になりますので、ぜひご覧ください。
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