鹿追町の山奥に、秘湯とよばれる温泉があります。
『然別峡 かんの温泉』です。
電力は自家発電で行なうほどの山奥です。
場所は、鹿追市街を北上すると、菅野温泉と然別湖に分かれる道路を示す標識があります。
その標識に沿って20kmほど走行すると、一軒家の温泉宿があります。
途中、本当に何もないので心細くなりますが、自分の道を信じて進めばゴールが見えてきます。
私は、約20年ぶりに訪れました。
当時は鄙びた温泉宿という雰囲気で、歴史を感じさせる佇まいでした。
それが一新。
外観、内装ともに変わっていて、新・菅野温泉(かんの温泉)という雰囲気です。
道中も、以前は砂利道が10kmほどありましたが、現在はほぼ舗装されているので自動車を運転しやすかったです。
でも、さすがに冬は…。
温泉について、当時は混浴風呂がいくつかありましたが、現在は日替わりで男女に分かれています。
今回、男湯は”ウヌカル”でした。
今度は”イナンクル・イコロボッカの湯”のときにまた訪れたいです。
浴場は当時の面影がところどころあって、懐かしさを感じさせてくれました。
かんの温泉には、歴史があります。
2008年、旧経営者の都合により廃業しました。
その報道を知ったとき、私は「もう二度と入浴できないんだぁ…」と、とてもショックを受けました。
しかし、大樹町などで電気設備工事を手掛ける勝海電気の関連会社(鹿追ホットスプリングス)が施設を買収し、2014年に再び開業しました。
その報道を知ったとき、「ここで仕事をしてみたい」と思ったほど感動しました。
それぐらい大好きな温泉です。
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