帯広市にあるデパート『藤丸』が先月31日に閉店しました。
2000年以降、北海道内で10店の地方百貨店が閉店し、最後の地場百貨店がとして奮闘しましたが、122年の歴史に幕を下ろしました。
写真は、最後の営業日(10時ごろ、18時ごろ)に撮影したものです。
藤丸の思い出について。
まず、エレベーターガールの存在です。
エレベーターガールという名称なので、当然のことながら女性の従業員がエレベーターに常駐し、エレベーターを操作していました。
客がエレベーターガールに行き先の階を伝えると、それに応えて階のボタンを押してくれました。
また、購入したい商品のフロアを知りたいときにエレベーターガールに尋ねると、丁寧に応答してくしれました。
半ばインフォメーションセンターのような役割ですね。
以前、カクテルの器具(ストレーナー)を買いました。
スーパーでは販売していないものでも、藤丸では販売しているのです。
今でも大事に使っています。
最近では、藤丸の閉店セールに合わせて、『十勝エアポートスパそら』の入浴回数券を購入しました。
あとは、包装紙や紙袋です。
藤丸のロゴがデザインされている包装紙で包まれた商品や紙袋に入った商品をもらうと、とても嬉しい気持ちになります。
やはり、高級感があります。
店を存続させるのも閉店させるのも、やはり地元の住民です。
地元の住民が店で買い物をしなければ、その店は途絶えてしまいます。
格安スーパーの出店やインターネットによる通信販売の普及によって、デパートでしか販売していなかった商品がどこでも購入できる時代になりました。
時代の流れに抗うことは難しいかもしれませんが、今後は帯広日産自動車の村松一樹社長と地方創生ベンチャー・そらの米田健史社長が、来冬以降に『新 藤丸』として再生させるために奮闘しています。
2人とも出身は東京ですが、帯広市や十勝に魅力を感じて愛してくれています。
何とか勝機を見い出して、地域を発展させるためにも頑張ってほしいです。
コメント