『藤丸』が2023年1月に閉店… 帯広市(7)

十勝・帯広

道東で唯一の百貨店である『藤丸』が来年1月に閉店することになりました。
藤丸のホームページを確認したところ、6月15日付のお知らせで「藤丸メールマガジンの配信を2022年6月29日をもちまして終了させていただくことになりました。」と掲載されていました。
また、7月1日付けのお知らせでは「2021年8月31日までに獲得済みの「Fカードポイント」の有効期限は2022年8月31日(水)までとなります。」と掲載されていました。
その理由は、閉店を検討していたからなのですね。

私の場合、百貨店は高級なイメージが強くて、それほど利用することはありませんでした。
ただ、7階の催事場で開催されるイベントには、ときどき訪れていました。
利用することは多くはありませんでしたが、やはり老舗の百貨店が閉店するというのは、寂しい気持ちでいっぱいです。
とくに『藤丸』は、帯広を代表する存在感のある店でした。

帯広市街地は、商業施設の空洞化が浮き彫りになっていきました。
イトーヨーカドーが帯広市西3条南9丁目にあった頃は、店から店へと巡っていき、広小路も活気がありました。
ところが、1998年に稲田(フレスポ)へ移転してから、帯広市街地とくに帯広駅北側の活気は急激に失われたように感じます。
これとは反対に、稲田(フレスポ)、西帯広、音更町木野などの郊外に大型の商業施設が次々に立ち並んでいき、しかも複合施設のようなエリアとして、今でも活気づいています。
また、無料で駐車場を利用することができるので、時間を気にせずに買い物することができます。
これは、大きなメリットです。

藤丸との思い出は、私が社会人1年目のとき、新人研修として藤丸を訪れたことです。
入社した会社の新人研修で、「自社以外の店を訪問して接客の仕方を勉強する」というものがありました。
紳士服売り場を訪れ、男性スタッフの丁寧な対応を目の当たりにしたことを覚えています。
もう20年以上前の話です。

当時の百貨店には、『エレベーターガール』がつきものでした。
エレベーターガールは百貨店の象徴とも言うべき存在で、とても上品で華やかなものでした。
そして、客に「高級店に来た!」という満足感を与えてくれるものでした。

かなり前の話になりますが、藤丸のエレベーターを撮ったものです。
エレベーターの外側に缶ビールのデザインが描かれていて、それが上下に移動しているので、今にも噴き出しそうな感じがして、『ユニークなアイデアだなぁ~』と思ったことがあります。

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