夕木春央『方舟』

書籍

書 籍:方舟
著 者:夕木春央
出版社:新書講談社
発行日:2022年9月6日 第1刷発行(今回は2023年1月13日 第5刷を長男から借りました)

9人のうち、死んでもいいのは、死ぬべきなのは誰か?
大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。
翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれた。さらに地盤に異変が起き、水が流入しはじめた。
いずれ地下建築は水没する。そんな矢先に殺人が起こった。だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。生贄には、その犯人がなるべきだ。犯人以外の全員が、そう思った。
タイムリミットまでおよそ1週間。それまでに、僕らは殺人犯を見つけなければならない。

【目次】
プロローグ
1 方舟
2 天災と殺人
3 切られた首
4 ナイフと爪切り
5 選別
エピローグ

購入したときの帯には、数々の賞を受けている内容が掲載されています。
・ 週刊文春ミステリーベスト10(週刊文春2022年12月8日号 国内部門) 第1位
・ MRC大賞 2022 第1位
・ 本格ミステリ・ベスト10(2023本格ミステリ・ベスト10 原書房 国内ランキング) 第2位
・ 第6回 未来屋小説大賞 第3位
・ このミステリーがすごい!(2023年版 宝島社 国内編) 第4位
・ ミステリが読みたい!(2023ん番 ハヤカワミステリマガジン2023年1月号 国内編) 第6位
・ ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2022 小説部門 第7位

久しぶりにミステリー小説を読みました。
こちらのストーリーでは殺人が発生しているので、サプペンスの要素も含まれているでしょう。
偶発的な天災により地下建築に閉じ込められた人たち。
そこから脱出するために殺人が発生し、生存者が1人ずつ減っていきます。
物理的、時間的、精神的に追い込まれていく緊張感があり、次々と読みたくなる本です。

帯の内側に”読了者専用 ネタバレ解説“のQRコードがあります。
それを開くには、質問に答えなければなりませんが…。
解説を視聴すると、「なぜストーリーは1人称で描かれたのか?」といったことなどが詳しく解説されています。
それもまた、面白かったです。

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