新 もういちど読む山川世界史

書籍

今年、私が読み終えた書籍を紹介します。

書 籍:新 もういちど読む山川世界史
編 者:「世界の歴史」編集委員会
発行者:野澤伸平
出版社:新山川出版社
発行日:2017年7月31日 1版1刷(初版を購入することができました。)

こちらの書籍は、端的に言えば歴史の『教科書』です。
中学生や高校生だった頃に戻って、歴史を一から学ぶ姿勢で読みました。
コラムや写真が多く掲載されているので、飽きることなく読み続けることができました。
発行日が5年ほど前なので、当然ですが、最近の国際情勢は記載されていません。

あらためて歴史を振り返ると、『人類の歴史は戦争の歴史』といっても過言ではないでしょう。
○○戦争、○○の戦い、○○革命、○○を滅ぼした、○○を侵略、という言葉が数えきれないほど出てきます。
それに加えて、処刑、粛清などの言葉も合わせれば、キリがありません。

歴史の転換点は、常に権力者の交代です。
権力を手にするためには相手と戦って勝ち取るのが常でした。
そして権力者が自分の権力を保持するために、人々の自由を奪い、統制していきました。
人類は、集団社会が形成された瞬間から自由が制限されます。
それは現在でも変わりません。
当然ですが、すべてが自由だと社会が成り立ちません。
動物の弱肉強食の世界と同じです。
しかし、権力者による制限され過ぎた自由から開放されるために、人々は民主化を求めました。
この『自由』という基本的人権を勝ち取るために、どれだけの歴史の積み重ねがあったのでしょう。
自由を手にするために、どれだけの人々の犠牲があったのかを、私たちは決して忘れてはなりません。日本では自由は権利として与えられており、日本国憲法で保障されています。
しかし、かつては言論などの自由が制限されていました。

歴史は絶え間なく続いています。
こちらの書籍は2017年に発行されたものなので、現在に至るまでの5年間ほどの歴史については掲載されていません。
その間にも世界は動いています。
新聞などの報道でもそうですが、情勢が安定していることは記事になりません。
変化があるから話題になり、記事になります。
しかし、流血を伴う変化は、もう十分です。

最近の子どもは、よく「死ね!」という言葉をつかいます。
本意であろうがなかろうが、私はその言葉を軽々しくつかわれているのが大嫌いです。
人命を軽んじすぎています。

不本意で命を失った人たちが、どれだけいるでしょうか。
もっと歴史を学びましょう。
過去の失敗を、もう二度と繰り返さないために。

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