今年6月25日、『日高山脈襟裳十勝国立公園』が新たに指定されました。
国内で35か所目の国立公園で、北海道では1987年の“釧路湿原国立公園”以来、37年ぶりに新たな国立公園の誕生です。
日高山脈襟裳十勝国立公園は、1981年に指定された“日高山脈襟裳国定公園”が国立公園化しました。
今回、公園名に“十勝”を加えるか否かで議論がなされました。
北海道には、日高山脈襟裳十勝国立公園のほか、6か所の国立公園があります。
・ 阿寒摩周国立公園(1934年12月4日 指定)
・ 大雪山国立公園(同上)
・ 支笏洞爺国立公園(1949年5月16日 指定)
・ 知床国立公園(1964年6月1日 指定)
・ 利尻礼文サロベツ国立公園(1974年9月20日 指定)
・ 釧路湿原国立公園(1987年7月31日 指定)
国立公園と国定公園の違いは何でしょう?
どちらも環境大臣が指定し、自然公園法をもとに、国立公園は環境省が管理し、国定公園は都道府県が管理します。
国立公園はわが国の風景を代表する自然の風景地であり、国定公園は国立公園に準ずる優れた自然の風景地とされているようです。
最近、十勝地方は、“十勝”という地域名を全国にアピールしています。
その1つとして、自動車のナンバープレートも数年後には帯広市以外の町村で登録される自動車は“帯広”ナンバーではなくて“十勝”ナンバーになる予定です。
ところで、公園名に“十勝”を加えるか否かで議論されたと記載しました。
十勝を加えると、どうしても名称が長くなります。
なんだか、ある落語に似ていませんか?
「子どもの名前を決めるとき、縁起の良いものを次々と取り入れたら、とても長い名前になった」というものです。
“じゅげむ(寿限無)”です。
「寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚、水行末、雲来末、風来末、食う寝る所に住む所、薮ら柑子のぶら柑子、パイポ、パイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助」
『日高山脈襟裳十勝国立公園』の誕生、おめでとうございます!
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