今年、私が読み終えた書籍を紹介します。
書 籍:禁断の中国史
著 者:百田尚樹
出版社:飛鳥新社
発行日:2022年7月10日 第1刷発行(第1刷を購入することができました)
第一章 中国四千年全史あるいは虐殺全史
第二章 刑罰
第三章 食人
第四章 宦官
第五章 科挙
第六章 纏足
第七章 策略、謀略、騙しのテクニック
第八章 中国共産党の暗黒史
著者である百田尚樹さんを初めて知ったのは、彼の作家デビュー作である小説『永遠の0』を読んでからです。
単行本は400ページを超える長編小説でしたが、一気に読み進めることができました。
こちらの書籍はとても話題になり、映画化やドラマ化がされました。
(映画は岡田准一さん、ドラマは向井理さんが各々主演をしました)
しかし、小説のほうが内容が濃かったせいか、実写化されたものは物足りなさを感じました。
今回の書籍は、小説ではありません。
中国に関する歴史書です。
目次を見るや否や、怖い言葉がいくつも登場しています。
私は、『刑罰』と『食人』の章がとても印象的(というよりはショッキング内容)でした。
心臓の弱い方でしたら、途中で気持ち悪くなるかもしれません。
また、「中国のことを、このように記載して大丈夫なのだろうか?」と、著者を心配してしまうほどの内容が書き記されています。
『科挙』の章にて、儒教が取り上げられています。
最後に、「十九世紀後半から二十世紀にかけて、中国が欧米列強に領土を蚕食され、半植民地となった大きな理由の一つは「科挙」にあったと私は見ています」という著者の考えが記されています。
戊辰戦争で会津藩が徳川方について敗れたのは、儒教の教えを守ったことが原因の1つであると見聞きしたことがあります。
こちらの書籍は今年発行されたばかりです。
内容や感想を書きすぎると『ネタバレ』になってしまうおそれがありますので、ここで終了します。
最後に、こちらの書籍で紹介している石平さんの『中国共産党 暗黒の百年史』も読んでみたくなりました。
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