映画『羊と鋼の森』を視聴しました。
原作は、宮下奈都さん。
主な出演者は、山崎賢人さん、鈴木亮平さん、上白石萌音さん、上白石萌歌さん、三浦友和さん。
新米のピアノ調律師である戸村直樹(山崎賢人)が、憧れの板鳥宗一郎(三浦友和)や先輩である柳伸二(鈴木亮平)に指導や助言を受けながら成長する過程を描いた作品です。
戸村(トムラ)、板鳥(イタドリ)という名前から、戸村直樹の出身地は、おそらく新得町トムラウシでしょう。
原作者の宮下奈都さんは、トムラウシで1年間の山村留学を経験しています。
これは、宮下さんが執筆したエッセイ『神さまたちの遊ぶ庭』で記載されています。
そのため、トムラウシを題材にした作品を仕上げたかったと思われます。
映画の感想です。
調律師のおもな仕事には整調、整音、調律の3つがあることを初めて知りました。
整調は、鍵盤の動きを1つずつ確認し、それを88音行なうという気が遠くなるような作業があること。
調律は、依頼者のリクエストにより音色を変化させることができること。
調律師という仕事の繊細さを知ることができました。
あとでインターネットで調べたのですが、ピアノ調律技能士という資格があって、それは国家資格であることも初めて知りました。
映画のところどころに森の映像が出てきます。
私はトムラウシという地名を大々的にアピールしたほうが良かったと思います。
あと、主人公がピアノの調律師なので、どうしてもピアノが演奏されるシーンが数多く使われます。
そのため、映画を観ているというより、ピアノ演奏のDVDを観ているといった感じでした。
私は書籍を読んでいないので、映画とはまた違った雰囲気かもしれませんね。
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