わが家には、浄土真宗の仏壇がある。
先祖代々、浄土真宗を信仰しているため、父が亡くなったときに母が購入した。
浄土真宗の仏壇には“位牌”を置かない。
代わりに“過去帳”を置く。
過去帳には、亡くなった家族の名前と法名を書いていく。
そのため、わが家には父の名前が書かれた過去帳がある。
父が亡くなってから約20年後、母が亡くなった。
実家にあった仏壇を引き継ぐことになった。過去帳に母の名前を書かなくてはならなくなった。
住職にお願いして書いてもらったのだが、亡くなった日にち(命日)を再確認された。
父の名前のあとに続けて母の名前が書かれるとばかり思っていた。
ところが、ページがかなり空いたところに書かれていた。
私はこれまで過去帳の意味を把握していなかった。
過去帳の上部にはあらかじめ日にちが書かれていて、亡くなった日のところに母親の名前が書かれていた。
つまり、日めくりカレンダーのように過去帳をめくっていくと故人の月命日がわかるようになっている。
それを知ってからは、毎朝、過去帳をめくっている。
コメント