書 籍:子ども・家族支援に役立つ 面接の技とコツ
編 者:宮井研治
著 者:川畑隆・衣斐哲臣・菅野道英・笹川宏樹・梁川惠・伏見真里子・大島剛
出版社:明石書店
発行日:2012年11月30日 初版第1刷(201年7月25日 初版第4刷を購入)
【内容構成】
PartⅠ 面接の基本
ジョイニングに始まりジョイニングに終わる
PartⅡ 目的に応じた面接
Chapter 1 仕掛ける面接Ⅰ ー「変化への抵抗」を超える実践例
Chapter 2 仕掛ける面接Ⅱ ー子どものそだちの安全を保障するために
Chapter 3 さぐる面接Ⅰ ーバリエーションに富んだ臨機応変な面接をめざして
Chapter 4 さぐる面接Ⅱ ー親に信頼され納得してもらえる発達相談
Chapter 5 引き出す面接 ー相手にどうするかを考えてもらう
Chapter 6 支える面接 ー相手にどうするかを考えてもらえそうにない場合
Chapter 7 物語を紡ぐ面接 ―子育ち・親育ち、家庭の成育歴をふりかえる
編者の宮井さんのプロフィールによると、大阪市に臨床心理職員として採用され、知的障害児通園施設、児童相談所、情緒障害児短期治療施設児童院などで勤務されてきたようです。
子どもに関する事件が後を絶ちません。
子どもに関する相談の中心になるのが、児童相談所です。
その児童相談所では、子どもまたは親に対して、どのような面接が行なわれているのかを知りたくて、こちらの書籍を購入しました。
書籍には、面接の成功例が掲載されていますが、おそらく成功しなかった事例も数多くあったのではないでしょうか。
子どもに発達障害があるから?
親が子育ての責任を放棄するから?
糸賀一雄さんという日本の社会福祉の実践家がいました。
彼は、「この子らを世の光に」という言葉を遺したことで有名です。
恩恵的に光を当ててやるという意味の「この子らに世の光を」ではなく、自ら光り輝く存在であり、そのことを支えていくという意味です。
ふと、この言葉が思い出されました。
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