六人の嘘つきな大学生

書籍

書 籍:六人の嘘つきな大学生
著 者:朝倉秋成
出版社:角川文庫
発行日:2021年3月20日(今回は購入せずに借りました)

タイトルがとても気になる書籍でした。

6人の大学生の就職活動を描いた作品です。
6人の大学生が、ある企業の採用試験の最終選考まで残りました。
企業側から、最終面接で6人全員でプレゼンテーションをするように言われました。
そこで、6人は協力し合いながら面接時の資料を作成しました。
ところが、面接の担当者から「採用人数は1人」と連絡が入りました。
これまで『仲間』だと思っていた6人が、この日を境にライバル関係になりました。
面接の当日にある仕掛けがあり、それによって個々人が極度の猜疑心に駆られながらグループ討議を進めていきました。
その後、6人のうち1人が亡くなりました。
別の1人が、最終面接で発生した仕掛けの謎を追究していきます。

就職活動のあり方、人を採用することの大変さを思い知らされた内容です。
私が初めて就職活動をしたのは、もう30年ほど前です。
当時と現在では考えかたの違いはあると思いますが、それでも共感できる部分もありました。
こちらの書籍を読んで、就職活動をしている人たちが怠らないように願うばかりです。

 

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