中国近現代史

書籍

今年、私が読み終えた書籍を紹介します。

書 籍:サクッとわかる ビジネス教養 中国近現代史
著 者:岡本隆司
出版社:新星出版社
発行日:2020年6月25日(2020年9月15日 第3刷発行)
(初版第1刷を購入することができませんでした。)

私が岡本隆司さんの書籍を購入するのは2冊目です。
著者は中国史学の第一人者と称される方で、中国史に関する書籍を多数出版しています。
こちらの書籍は、私のように世界史を覚え始めようとする人にとって、とても解りやすい内容です。
(先にこちらの書籍を読んでから『世界史とつなげて学ぶ 中国全史』を読めば、より理解を深めることができたと思います…。)

第1章 近現代の中国史… 近い歴史を知れば、今の中国がわかる 
第2章 中国の思想原理… 根付い原理を歴史から学ぶ
第3章 中国の行動原理… 歴史をたどると見えてくる

第1章では、イラストと公式によって解説しています。
例えば、”アヘン戦争 = 清英間の亀裂 + 取り締まり失敗 + 不平等条約”と公式が提示され、その内容を1つ1つ具体的に解説しています。
また、イラストも掲載されているので、要点を整理することができます。

他国と交流をするには、歴史の背景を知らずに深めることはできません。
ただ、歴史を遡りすぎては、水掛け論にもなりかねません。
私が『中国近現代史』の書籍を購入した理由の1つは、アヘン戦争から掲載されていることでした。
このあたりから、中国と世界の関りが一気に広がり、日本との関りも深くなります。
当時の清王朝は、本当に大変な出来事ばかりが生じました。
 1840年 アヘン戦争
 1851年 太平天国の乱
 1856年 アロー戦争
 1894年 日清戦争
 1911年 辛亥革命
“内憂外患”とは、まさしく当時の状況を言うのではないでしょうか。
その後、王朝の時代から共和国への時代に転換していきます。
ちなみに、私は”項羽と劉邦”や”三国志”の知識に疎いです…。

私は、毛沢東主席が行なった『大躍進政策』(1958年)と『文化大革命』(1966年)について、もう少し詳細を知りたかったのですが、こちらの書籍は入門書のようなものなので、別の書籍で学習しようと思います。
参考までに、2020年6月に初版が発行されているので、新型コロナウィルスに関することも掲載されていました。

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