十勝川温泉をはじめ、帯広市内にもモール温泉がある。
しかし、最近になって知ったことがある。
それは、『モール温泉にも、さまざまな泉質がある』ということ。
モール温泉といっても、「アルカリ性低張高温泉」「アルカリ性単純温泉」「ナトリウム塩化物泉」「ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉」などさまざまな泉質があった。
モール泉(モール温泉)とは、泥炭層を通して湧出する透明で褐色を帯びた植物質を含む温泉のことらしい。
フミン酸やフルボ酸といった肌をすべすべにする植物性の有機物が含まれており、女性に嬉しい「美人の湯」として有名である。
日本ではモール泉についての定義がないため、アルカリ性単純温泉、炭酸水素塩泉、ナトリウム塩化物泉などに分かれる。
私がモール温泉を知った当時、「モール温泉はドイツのバーデン・バーデンと十勝川温泉の2か所だけでとても珍しい」と言われていたが、実際は日本にも数か所あるようだ。
バーデン・バーデンとまったく同じ成分が湧出しているのが十勝川温泉だけなのか…。
一般社団法人 帯広観光コンベンション協会で運営している『帯広温泉郷マップ』というホームページがある。
また、モール泉に恵まれた帯広の魅力を伝えるため、地域おこし協力隊員として活躍していた今雅昭さんが部長を務めた『帯広温泉俱楽部』がある。
いずれも、帯広市のホームページからもアクセスすることができる。
最近になって知ったことが、もう1つある。
それは、帯広から湧出する温泉がモール泉以外にもあること。
温泉施設のなかには「モール温泉」と付記されておらず、ナトリウム塩化物温泉といった泉質名だけ掲示しているところもある。
私が好きな「モール温泉」は、やはり十勝川温泉のように茶褐色で独特なにおいがするモール温泉が好きだ。
ちなみに、十勝川温泉は「北海道遺産」に選定されている。
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