書籍を購入するとき、ちょっとしたこだわりがある。
できるだけ初版初刷(第1刷)を購入する。
当然だが、初版は重版される前の書籍である。
つまり、「流行する前に購入した」という単なる自己満足感を楽しむためだけに…。
たとえば、長岡弘樹氏が原作の『教場』というテレビドラマがあった。
放送されたのは2020年1月。
実際に小説が出版されたのは2015年12月である。
私は初版が発行されてまもなく購読した。
それ以来、長岡弘樹氏の書籍をいくつか購入した。
・ 教場Ⅱ
・ 波形の声
・ 時が見下ろす町
・ 切願
先述したとおり、「書籍が話題になって重版されたりテレビドラマ化されて話題になったりする前に、私はこの書籍を知っていた」「先見の明があった」という自己満足感を得る。
書店には数年前に発売された書籍もある。
たとえば、テレビドラマ化されたあとに偶然その原作本を見つけた場合であっても、その書籍の初版本があれば購入する。
私の場合、単に「初版」という肩書きに弱いのかもしれない。
電子書籍の場合、このような第○刷というのは関係ないかもしれない。
余談だが、私は視力が悪いので、パソコンやスマートフォンの画面を見続けるのが苦手だ。
また、紙で読むほうが落ち着く。
とくにページ数が多い書籍ならば、読んだページ数などを一瞬でわかる。
そして、読み終えたあとの達成感や充実感を得ることができる。
図書館で書籍を借りることもできるが、好きな本は取っておきたい。
損得勘定で考える人やミニマリストといわれる人ならば、おそらく「もったいない」と思うだろう。
書店が減少しているが、それでも書店があれば人は集まる。
紙媒体の書籍を好む人は一定数いる。
少なくとも月1回は書店を訪れる。
なぜか落ち着く。
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