書 籍:平家物語
著 者:林真理子
出版社:小学館
発行日:2023年11月29日(初版第一刷を購入)
【目次】
序、治部卿局
一、入道相国清盛
二、三位中将維盛
三、無官大夫敦盛
四、建礼門院徳子
五、二位尼時子
六、後白河法皇
七、九郎判官義経
結、阿波内侍
【なぜ購入したのか】
『平家物語』は平家と源氏の合戦が描かれている物語である。
日本史を学んだことがある人ならば、結末は誰もが知っている。
今回は著者が林真理子氏なので購入してみた。
注釈がなければわからない言葉もあるが、すべて現代語訳で書かれているので読みやすかった。
【どこが気に入ったのか】
平清盛が絶頂を迎えて傍若無人になるところ、後白河法皇が次々と寝返るところ、源義経の戦いかた、平家の女性たちの末路など。
現在の日本ような法治国家ではない時代に生きた人たちの社会の現実を想像することができるのではないだろうか。
【どのように活用するか】
祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響あり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらはす
おごれる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし
たけき者も遂にはほろびぬ
偏に風の前の塵に同じ
とても有名な一節である。
“盛者必衰”がすべてだと思う。
つまり、「驕り高ぶってはならない」ということである。
自身のことを「成功者」と言っている人は『平家物語』を読んだほうが良い
上述のブログでも記載したが、自分のことを「成功者」と言っている人は平家物語の一節を思い出したほうが良い。


コメント