書 籍:自分を生かす選択
著 者:竹内均
出版社:三笠書房
発行日:1995年6月10日(初版を購入)
【目次】
はじめに 自分にとって「最上の人生」をどう実現するか
第1章 あらゆる分野に好奇心を持っているか! ―自分の能力を最大に伸ばす法
第2章 自分をしばる固定観念を捨て去れ! ―自在に発想できる頭をつくる!
第3章 あなたは自分の〝顔〟に自信があるか ―自分を最高に磨く本の読み方
第4章 時間を制するものに不可能はない! ―1日24時間をどう生かすか
第5章 言い訳するな! 可能なかぎり挑戦せよ! そして最大の人生を築け!
―自分の夢をどう実現させるか
【なぜ購入したのか】
本書は、私が学生時代に購入した。
30年ほど前の話なので具体的に覚えていないが、おそらく人生または就職活動で悩んでいたときに本書のタイトルに魅せられたような気がする。
誰でも一度は人生を考えるときがあるのではなかろうか。
その究極が「何のために生きているのだろう…」と思うこと。
そんなときに出会ったのが本書である。
【どこが気に入ったのか】
本書を購入してから30年ほど経つが、それでも処分せずに持っているのは、私にとってバイブルのような存在だからである。
久しぶりに本書を開くと、いたるところにチェックやマーキングが書き込まれている。
著者は本書を執筆した当時は現在のようになるとは思っていなかったであろうが、どんなに時代が過ぎても大事なことは変わらない。
私が好きな記述の一部である。
どんな世の中になっても大丈夫なタイプの人間は
① 好奇心が旺盛で、雑学に長けていること
② 誠実で豊かな人間関係を育てられる能力があること
③ イメージ豊かな人間であること
生き残っていくのが難しい3つのタイプの人間は
① 偏狭な専門家意識が強い
② 他人と友好的な関係を取り結ぶのが下手
③ イメージ不足
歴史的に考えると、「変化」と「適応」という能力があるということだ。
と記載されている。
また、独創性を支えるには「勤勉」「感性」「理性」を磨くことであるとも記載されている。
気に入っているところがありすぎて、ここだけでは書ききれない。
【どのように活用したか】
文章の最後に「思い立ったが吉日」という言葉が出てくる。
人間のスタートは自分で「これをやろう」と思い立った日から始まるような気がする。
私がブログをリニューアルする前、最初のブログ名にしたのが『思い立ったが吉日』である。
結局は、行動なのだ。
行動しなければ何も始まらない。
また、著者は「時間を守り方で人柄がわかる。約束の時間に遅れてくるような人間は、気をつけ、遠ざけることにしている」と記している。
これは私も同感である。
最近はテレビなどで遅刻することを悪びれる様子もない人を見かけるが、私は賛同しない。
時間を守らない=約束を守らない人は、相手を軽んじているか見下していると思われても仕方ない。
繰り返しになるが、どんなに時代が流れても根本的な部分は変わらない。
それを歴史は証明している。
歴史に学び、それを生かす。
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