出口保行『犯罪心理学者が教える 子どもを呪う言葉・救う言葉』

書籍

書 籍:犯罪心理学者が教える 子どもを呪う言葉・救う言葉
著 者:出口保行
出版社:SBクリエイティブ
発行日:2022年8月15日(初版2024年5月15日 第20刷を購入)

【目次】
第1章 「みんなと仲良く」が個性を破壊する
第2章 「早くしなさい」が先を読む力を破壊する
第3章 「頑張りなさい」が意欲を破壊する
第4章 「何度言ったらわかるの」が自己肯定感を破壊する
第5章 「勉強しなさい」が信頼関係を破壊する
第6章 「気をつけて!」が共感性を破壊する

【なぜ購入したのか】
著者が動画配信に出演し、こちらの書籍について解説していた。
著者は、犯罪心理学者である。犯罪者・非行少年を心理分析してわかったことが、著書にまとめられている。
これら6つの言葉は、親が子どもに言いがちなものである。とくに、自分が勉強しようと思った直前に「親から勉強しなさい」と言われると、一気にやる気が失せてしまう。

【どこが気に入ったのか】
犯罪や非行を防ぐ、「リスクとコスト」とは?
最大のコストは家族

犯罪を計画するとき、犯罪を実行するとき、家族の顔が思い浮かんで「悲しませるだろうな」と思えばふみとどまるはずなのです。これは家族との間に信頼関係があることが前提です。親に信頼してもらっている、その信頼を裏切れないと思うからコストになります。家族からの信頼を失うことは耐えがたい苦しみです(160ページ)。

上述した内容は、まさに家族関係が良好であるべき必要性だと思う。
頭の中で考えていても、行動しなければ罪にならない。

【どのように活用するか】
子育てにおいて、『これら6つの言葉をすべて使ってはならない』ということではない。使わなければならない場面も当然あると思う。要は、どのように子どもと信頼関係を築くか。

信頼関係は、簡単につくることができない。上辺だけではない、「こういう人だとは思わなかった」と思われない真の信頼関係を築くには、かなりの時間を要する。子どもと一緒にいる時間がもっとも長いのは、やはり家族であろう。
子育てにおいて、よく『Attachment=愛着形成』という言葉が出てくる。子どもに対して、十分な愛情を与える。ただ、その愛情が、いつのまにか過保護または過干渉になっていないか、ときどき評価する。

子どもが乳児のとき、絶対的な信頼をしている。たとえば、子どもが信頼できる大人に抱っこされているとき、子どもは絶対的に信頼しているから安心して身を任せている。
そして、子どもは、信頼できる大人が安心・安全と思えるから、新たなことに挑戦していき、やがて自立する

Try and Error
試行錯誤。失敗を恐れず、何度も試しながら改善し、最適な方法や解決策を見つけていくことである。子どもが失敗を恐れずにいられるためには、信頼できる大人という拠り所が必要である。
その信頼できる大人とは…。

 

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